先ずは、この夏の豪雨において災害に遭われた皆様に対し、心より御見舞い申し上げます。台風の巨大化や集中豪雨の激化、そして頻度が増す地震など、私たちが災害に巻込まれる確率は一段と高まってきているように感じます。

　そこで、例年9月1日前後が「防災週間」として定められることから、当社では毎年この時期に、危機管理マニュアルに基づく「防災訓練」を実施しています。

　今回は、地域に災害が発生したことを想定し、社内ポータルサイトを利用して全社員の安否確認と情報収集を行いました。
責任者が緊急連絡を発信すると社員のスマートフォンにメールが自動通知され、各人が自分や周辺の状況を投稿するという手順でしたが、緊急連絡の発信から１時間程度で全員の安否確認を終了させることができました。ただ、書き込む文章様式に迷ったり、スマートフォンでは長い文章が入力し難かったりと、「緊迫する実際の災害状況ではストレスを増してしまう」というような問題点・改善点も見えました。

　事故や災害が起こった時の手順やマニュアルが例え準備されていたとしても、本当にその場面が訪れた時に役立つかどうかは日頃から心の準備をした上で、訓練をどう重ねたかで決まるものだと思います。来て欲しくない【その日】が訪れても、社員全員が冷静に対処し、最善の対応ができるよう「防災訓練」はこれからも続けていくつもりです。