Valdacとは、Valuable-Data-Access（価値のあるデータへのアクセス）の略で、プラント毎に使用されているバルブのデータを入力・検索できるシステムです。
ここには過去の工事でメンテナンスを行ったバルブに関するデータが格納されていますが、単なる仕様などのデータだけではなく、関連するテキストや図面などの画像データ、過去に行った工事記録や次回の懸案内容をまとめて管理することで価値のあるデータになっています。
これにより弁番号の情報だけで全てのメンテナンスを行うことができます。
さらにこのシステムは、クラウドベースなので物理サーバーもなく、OSに依存することもなく、現場にいても検索ができるので様々な場面で活用することができます。
当社のCVE体制を支えるソフトウエアの根幹であり、迅速かつ適切にメンテナンスを行うためにはなくてはならないシステムです。

ICS（イラスト式チェックシート）とは、従来の文字だけのチェック様式とは違い、バルブのイラストを使ってメンテナンスの記録を見える化し、より直感的にバルブの概要を把握することができる当社独自のチェックシートです。
イラスト式でわかりやすいので、作業員が初めて扱うバルブであっても的確に作業することができ、お客様への説明もスムーズに行うことができます。
組み合わせによっては数千種類になるバルブですが、その都度、過去のデータから適合するICSを検索し、それがない場合は近似しているデータを元に作成することで、より的確な点検を行うことができます。
チェックは当社規定の評価基準表を使い、分解後（手入済）と組立前の２回行い、それにより現状と作業後で状態レベルが一目でわかるようになっています。
ICSはバルブをメンテナンスする当社と管理されているお客様にとってなくてはならないツールとなっております。